せんねん灸との出会い
私は以前ひどい腰痛(ぎっくり腰)の治療のため、月に何度か鍼灸院でお灸をしてもらっていました。
お灸を据える場所が大椎とか天柱、風池といわれる首の付け根の部分が多く、熱さもハンパじゃなく、あぶら汗が浮いてくるほど。
なぜいつもこんな思いをしなくちゃいけないのか・・・
治るよりも辛さを感じる始末。
そこで、効果は薄くとも自宅でお灸を続けよう、と考えなおしせんねん灸を始めました。
せんねん灸とツボブック
せんねん灸の会社が出している「ツボブック」という小冊子を購入し、まず火を使わないタイプのものから試してみました。
やはり鍼灸院より熱さがずっと楽です。
もちろん鍼灸院の強烈な温度のほうが効果が高いとは思いますが、自分で温度も調節できますし、わざわざ出かけなくてもいつでも施療できるので時間も出費もラクになりました。いくら健康のためとはいえ、苦しいのは考えものです。
インターネットでもツボの位置は探せますが、ツボブックで確認し、「ここは気持ちよさそう」と思うところにお灸をしています。ツボブックは症状別にまとめられていますので、「今日は頭痛だな~」と思ったら頭痛の位置にお灸をすえます。
ツボを押してみて、痛かったり、気持ちの良いところが弱ってる場所かなと、逆引きのようにも利用しています。
三陰交といわれる内くるぶしの中心から指幅4本分上のツボや、太衝といわれる足の甲の第1指、第2指の骨が交わるところにあるくぼみが冷え性には特によいようです。
そして黄帝灸との出会い
お灸をはじめてから2年ほどたち、けっこう腰痛もやわらぎました。
するとだんだんとお灸が面倒になります。
お灸は水や手袋、ライターやマッチ、タオルなど、用意するものが多いのです。
また上半身を完全に脱がなければならない上に、煙が出ますから窓は全開!
とてもではないですが、真冬にやることはできません。
もっと手軽にお灸ができる器具はないのか?
と長い間探し続け、ぜんぜん効果の得られない電気温灸器を何台も買ってみたりして、ついに出会ったのが「黄帝灸(こうていきゅう)」でした。