「クーラー病」は夏のオフィスの大敵です。
手足の冷えが膝下、腰、背中、と広範囲にわたってくるようになります。クーラー病はその症状によって1期~3期に分けられ、決して侮ってはいけないものなのです。
第1期
手や足の先が冷えている状態です。
血液は内臓を守ろうと内臓部分に集中してしまうため、手足の先の血流が減少して寒さを感じてしまう状態です。
第2期
いわゆる「内臓の冷え」状態です。
腹部、腰部を中心として寒さを感ずるようになり、肩こりや胃腸、婦人科系の不快な症状が現れるようになります。
第3期
自律神経の失調により、全身に寒さを感じるようになります。
ふらつきやめまいをはじめ、疲労感や血圧の変動なども起こるようになってきます。
これは気温の急激な変化についていけなくなって起こる軽いショック症状にあたります。
クーラーの部屋で慢性的な冷えを感じたら・・・
- 夏なのに、毎日手が冷たい・・・
- クーラーの部屋にいるとずっと手が冷えたまま・・・
それはきっと「クーラー病」の始まりです。
冷えを感じだしたら、早めの対策で復調したいものです。自宅であれば、自分の体調に応じたクーラーの気温設定も可能ですが、オフィスともなるとそうはいかないでしょう。
そんなときにおすすめなのが、「手のつぼ刺激」です。
冷えに効果的な手のツボとは?
冷えにおすすめなのが『陽池』『関衡』『手心』の手のつぼです。刺激する方法が手のつぼによっても違いますので、注意が必要です。
『陽池』は手の甲を上向きで、手首の関節の小指寄り、骨と骨の間にあるつぼです。
反対側の手で優しく押すように刺激するといいですね。ホルモンバランスを整え、血流をよくする働きがあるのでうってつけです。
『関衡』は薬指爪の下側、小指寄りの生え際に位置します。
『陽池』とは違い、少し強めに押すように刺激します。
『手心』は読んで字のごとく、掌の真ん中部分です。
優しく円を描くように、親指の腹でさすってあげるといいでしょう。緊張をほぐす効果もあるため、重要な会議やプレゼン前にもおすすめのつぼです。
また、古くから冷えには「お灸」が効くとされていました。
実際、お灸は「効果あった」という感想が多くみられますが、消耗品のため、その都度買いに行かなくてはならないし、火を使うので敷居が高いという問題があります。
それだけではなく、お灸はかなり熱く、慣れないうちは調整がうまくいかないというのもネックです。無理して長時間行った結果、軽いヤケドを負ったり、皮膚にあとが付いてしまう人もいます。
お灸をもっと手軽に、便利に行いたいなら、当サイトでお勧めしている黄帝灸です。
黄帝灸は電機温熱灸のひとつで、火を使わず電気だけで施術できるものです。
ヘッド部分を患部に直接当てて温めるため、火を使うお灸のように、ピンポイントでつぼを探す必要がありません。
また、熱さも強弱2段階で調整できるうえ、低温ヤケド予防のアラームもついているので危険が非常に少ないのも特長です。
黄帝灸は多少お値段が張る、という欠点はありますが、長く使えることを考えれば(筆者は4年目に入っています)、結果的には安い買い物と言えるかもしれません。
がんばった自分にご褒美をあげるのもたまにはいいですよね!
クーラー病には別れを告げて、快適にこの夏を乗り切りましょう。