暑い日が続き室内の温度が上がってくると、ついクーラーの温度を下げてしまいますが、室温の下げ過ぎは体の冷えを招いてしまいます。
気温の高い場所にいる時の体は、血管が拡張していて体温を放出しやすい状態になっています。外から帰ってきてクーラーのきいた室内にいたとしても、血管の状態はすぐには戻りません。つまり、寒い部屋なのにさらに体温を下げる状態になってしまっているのです。
さらに、温度の差が激しい場所を行ったり来たりしているうちに自律神経が乱れてきて、肩こりや頭痛などの症状を引き起こしてしまいます。
クーラー冷えを最小限に抑えるには
クーラーによる冷えをなるべく少なくするためには、外気との温度差を5度以内にして、暑さや寒さを感じる時は衣服や扇風機などで調節します。
クーラー冷えでカラダのこわばりを感じてきた時は、体を温めて血行を促進するためにストレッチをするのが効果的です。また、特に肩こりをピンポイントで直したい時は首筋や肩を温めたり、冷えや肩こりに効くツボを刺激してみる方法も合わせて行うといいでしょう。
冷えに効くツボはおなか周りにある「天枢」やくるぶしにある「三陰交」、背中の「志室」などがあり、肩こりに効くツボは肩先にある「肩井」や、ひざ下にある「足三里」などがあります。
これらのツボは押すだけでも効果的ですが、温熱療法ができるお灸なら、冷えて収縮した血管を拡張させながら不調を改善してくれます。
会社でもお級ができる黄帝灸
お灸はツボの上にもぐさと呼ばれるよもぎの葉を置いて火をつけ、ツボを温めて筋肉をゆるめ、代謝や免疫力を高めていく療法です。もぐさを燃やすので煙が出たヤケドの心配がありましたが、最近は電気でお級効果を得られる製品も出てきました。
そのなかでも当サイトが特に信頼をおいているのは黄帝灸(こうていきゅう)。
電気でツボを温める電気温灸器なので、肩こりを解消したい時にすぐに、手軽に使えるところが便利です。コンセントがあればどこでも利用できて、ツボを直接温めたい時は「弱」、服やタオルの上から温めたい時は「強」など温度コントロールもスイッチ一つで簡単に操作できます。
黄帝灸は座りながら、あるいは寝転んだ姿勢など、リラックスした状態で使えて、ツボに当てやすいL字型になっているので、首の付け根や肩にあてやすくなっています。
黄帝灸の詳しい使い方レビューは、こちらの記事をご覧ください。
電気式なので頭や眼、足の裏のツボにも使いやすく、全身の血行促進に役立つので、クーラーの影響で冷たくなってしまった末端部分まであたため効果期待できます。
ツボを温めて全身の血の巡りが良くなってくると自然治癒力が高まってくるので、筋肉が柔らかくなり肩に感じる重苦しさや痛みが和らいできます。血行促進にはデトックス効果や関節を柔軟にさせる効果なども期待できるので、肩だけでなく様々な体の不調を軽くしてくれます。
クーラーによる冷えは夏のあいだずっと続きます。毎日軽いうちにケアすることで、重い頭痛や肩こりが発生することを防げます。きになっているようなら自分なりの定期ストレッチ、電気温灸器の使用を考えてみてください。