てんさい糖の良さとは?
てんさい糖は体にどんな効果があるのか、普通の砂糖(サトウキビ由来の砂糖)と比較してみました。以下の様な違いがあるようです。
てんさい糖 | サトウキビ由来の砂糖 | |
分子構造 | 三糖類 | 二糖類 |
消化 | 比較的ゆっくり | 早い |
消費速度 | ゆっくり | 早い |
体温への効果 | 体を温める | 体を冷やす |
オリゴ糖 | 含まれる | 含まれない |
特に注目したいのは体温への効果。
てんさいは寒冷地でとれる作物なので「体を温める」作用があります。
(てんさい糖ってどんなもの?を参照)
逆にサトウキビは沖縄など温かい地域で育つ作物です。
そのため、体温を下げてしまう効果があります。
低体温の人はサトウキビ系の砂糖をたくさん食べると、体温が下がってしまい、よけいに冷えの症状が進んでしまういうことになります。
冷え性を改善したい場合は、通常の上白糖をてんさい糖に変える食事を試してみてください。
記事修正について
2014年4月3日にタケカワ様より、当記事について表現の誤りがあるとご指摘いただきました。
間違っていた表現
サトウキビ由来の糖分 単糖類
てんさい糖 多糖類
正しい表現
サトウキビ由来の糖分 二糖類
てんさい糖 三糖類
単糖類とはブドウ糖など完全に一つの糖分からできているものを指します。サトウキビ由来の糖分は蔗糖(ショトウ)と呼ばれ、ブドウ糖+果糖が連結したものです。それゆえ二糖類と分類されるということです。
また多糖類とはより多くの糖分(4~数十、基本的に数十)が結合したものを指すようです。(WikiPediaをご参照ください)
では甜菜糖はどうか、という部分ですが、当方が調べた範囲では「多糖」というほど多くなく、精製されたものは厳密には三糖類に当たるのではないか、と見受けられました(ブドウ糖+果糖+オリゴ糖の3つを主とするため)。そのためてんさい糖の表現も修正いたしました。
この違いでどれほど体に良い影響がでるか、という点ですが、私としては自分自身の体の変化のみをお伝えすることしかできません。あとはご自身でお試しいただきたいと思います。
てんさい糖はサトウダイコンから作られる特別な糖分です。
体に良い影響を持つと信じて、私はこれからも使っていこうと思います。
当方の知識不足で紛らわしい記事となってしまったことをお詫びいたします。
またご連絡いただいたタケカワ様には感謝いたします。
これからもぜひ見ていただければ嬉しく思います。